青木 連(あおき むらじ)
(生没年未詳)
箱館編成新撰組第二分所属隊士。
元徳川家陸軍兵士で、
御見目以下の身分。
生まれは江戸。
戊辰戦争に際に、旧幕脱走軍に加わり、
江戸を出奔した。
各所を転戦したのち、蝦夷地に渡航する。
戦友の中島登は、慶応4年の戦歴を
「辰閏四月二十八日大桑ニテ手負」
あるいは
「同十一月五日松前ニテ手負」
としている。
新撰組加入の経緯は不明だが、
隊士となって箱館市中の取締や数度の戦闘に従軍する。
明治2年5月15日、
守備を受け持つ弁天台場で降伏謹慎。
津軽藩御預け後、
10月24日夕刻に、
青森港から大坂艦に乗り込み、
東京送りとなる新撰組同士と途中で別れ、
25日夜、再び蝦夷地に上陸し、
弁天台場で謹慎生活を送る。
明治3年4月10日に静岡藩引渡しとなって、
15日、長鯨艦に乗船して、蝦夷地に別れをつげた。
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