岩崎 勝二郎(いわさき かつじろう)
(嘉永2年~?)
勝次郎とも。
箱館編成新撰組第三分隊所属隊士。
元御三卿の一つ、田安家家臣岩崎新太郎厄介。
御目見以下の身分。
実父は入沢安左衛門と言われ、江戸の生まれてとされている。
戊辰戦争の際に、
旧幕脱走軍の伝習第一大隊付属士官として、
各所を転々とし最終的に蝦夷地に渡航したと考えられているが、
詳細は不明である。
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新撰組に加入して、箱館市中の取り締まり、
そのほか数度の戦闘に従軍する。
明治2年5月15日、
守備を受け持っていた弁天台場で降伏謹慎。
津軽藩御預けの後、
10月24日夕刻、青森港から大阪艦に乗り込み、
東京送りとなった新撰組同志と船中で別れ、
25日夜、再び蝦夷地に上陸して、
弁天台場で謹慎生活を送る。
翌3年4月10日に静岡藩引き渡しとなり、謹慎を解かれ、
15日に長鯨艦に乗船して、蝦夷地に別れを告げた。
なお、
『弁天台場降伏人名簿』
の写本の一つには、
「山崎勝太郎」
と誤植されている物も存在する。

【箱館編成新撰組第三分隊所属隊士】岩崎 勝二郎(いわさき かつじろう)【隊士名鑑】
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