大沢逸平(おおさわいっぺい)
(?~明治12年9月)
大和出身。
京都河原町御池の長州屋敷の賄方雇人。
日ごろから正義を唱え、藩邸に出入りする尊攘志士たちと交わっていた。
池田屋の会合にも出かけていたが、
新撰組の強襲を受けた際、
素早く大釜の中に隠れ難を逃れた。
翌日の夕方になって長州屋敷へ戻ってきた。
「槍で天井を突き、
床下を槍、刀で突いて、
しきりに残党を捜すので、
釜の中で生きた心地もありませんでした」
と当夜の恐怖を語っている。
禁門の変では、
遊撃軍本陣詰となって、
この際も一命を取り留め、
明治に至って病死した。
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【池田屋事件の生き残り】大沢逸平(おおさわいっぺい)【尊王攘夷派】
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