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【唐津藩主小笠原長泰の四男】小笠原胖之助(おがさわらはんのすけ)【仙台加盟新選組指図役】

小笠原胖之助(おがさわらはんのすけ)
 
(嘉永5年~明治元年10月24日)
 
唐津藩出身。
 
仙台加盟新選組指図役。
(小隊司令士とも)
 
戊辰戦争時、会津にて
三好胖(みよしゆたか)
に変名。
  
 
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備前唐津藩第十代藩主小笠原長泰の四男

小笠原長行の弟とも言われているが、
正確に言えば、
備前唐津藩第十代藩主小笠原長泰の四男
になり、
小笠原長行は義兄にあたる。
 
質実剛健寡黙にして、
背が高く、眉目秀麗の美男子と伝わっている。
 
小笠原家の家紋は三階菱。
 
〈三階菱〉

学問を林大学頭にて学ぶ。
 

 
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慶応4年5月15日、
上野彰義隊の
東比叡山戦争に家臣数名を率いて同盟し、
敗れて輪王寺宮(北白川宮能久親王)を護衛し、三河島まで逃れる。
 
輪王寺宮(北白川宮能久親王)
〈北白川宮能久親王(輪王寺宮)〉
 
のちに、
潜伏所を抜け出し、
榎本艦隊長鯨艦に乗船。
 
5月26日、
品川沖を出帆し、
28日に平潟に着く。

 
輪王寺宮を警護しつつ、
6月6日昼過ぎ、
会津若松城下に至り、
夕方に、御薬園に入る。
 
(御薬園) 
〈御薬園〉
 
12日より、
三好胖(みよしゆたか)
に変名する。
 
8月23日、
新政府軍が会津若松城下に迫ったため、
会津を離れる。
 
小荒井にて、
付き従う藩士のうち、
8名を桑名軍に付属させる。
残りの藩士を率いて、
27日ごろ、
姻戚関係にある上山に避ける。
7月14日には白石に至り、
翌日出発し、
16日に仙台城下に達した。
 
9月中旬、
同地において
新選組に加入
 
蝦夷地へ渡航し、
10月24日の七重村戦闘で、
血気盛んな三好胖は、
午後4時ごろに、
鴨川野中須田で単身敵中に斬り込んだ。
 
戦友、若田栄吉は、
その奮闘の模様を伝えている。
 
新選組の小隊長三好胖、
今年僅かに十六歳。
(実は肥前唐津の城主小笠原壱岐守の令弟なり)
戦況不利と見るや、
外套及び長靴を脱し草鞋を穿ち軽装し、
自刃を振るい衆に先立ち奮進す。
敵兵三人返し来り戦う。
たちどころにその一人を倒し、
なお一人に手負わせたり。
余る一人これに驚き、
二、三歩退き腰間の短銃を執り狙撃す。
一弾来りて胸部に命中したれども、
なお屈せず進んでこれに迫る。
一弾また額を貫き遂に倒る。
嗚呼惜しいかな、
未だ総角の美少年、
二・八の冬を一期とし七重の雪と消え賜う。

 
としているが、
年齢に誤りがあり、
また傷についても、
胸下に一弾、
頭と肩と腰に刀傷というのが事実らしい。
 
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遺骸は七重村の宝林庵に、
地所二間四方を買い切り埋葬され、
法号を、
 
「三好院殿儀山良忠大居士」
 
という。
 
また脱走軍の上陸地点である、
鷲ノ木の霊鷲院でも法要が営まれたらしく、
 
「徳忠院殿専誉巧義正道大居士」
 
とも伝わっている。
 
小笠原家では前者の、
 
「三好院殿儀山良忠大居士」
 
を採用している。
 
享年17歳。
 
東京のJR板橋駅東口にある、
近藤勇と新撰組隊士供養塔、
新選組殉難者墓碑の向かって左側、
上から7段目に名が刻まれている。
 
 

 

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