あ行

【昭和まで生き残った新撰組最後の隊士】池田 七三郎(いけだ しちさぶろう)(稗田 利八)【近藤勇の小姓】

池田七三郎
 
池田 七三郎(いけだ しちさぶろう)
稗田 利八(ひえだ りはち)
 
(嘉永2年11月13日~昭和13年1月16日)
 
本性は稗田 利八。
 
上総国山辺郡田間村(現・千葉県東金市)の商人、
稗田 三五七の三男に生まれ、
慶応元年、17歳で
「武士になりたい」
の一念で江戸へ出た。
 
牛込飯田町仲町下の一刀流天野静一郎に入門。
 
その後、同師の推挙により
旗本 永見 貞之丞の家来となる。
 
〈スポンサードリンク〉
 
永見家で尊敬していた弘前脱藩の毛内 有之助がいたのが、
新撰組への入隊を決意させた。
 
慶応3年11月に上洛。
当分、見習局長付となり、近藤 勇の小姓を務めた。
 
慶応4年1月、鳥羽伏見の戦いで右脇下に銃弾を受け、
同年3月、甲州勝沼では再び右耳から鼻へ貫通銃創を受けた。
 
 
その結果、戸板で運ばれ、若松城下で戦列に復帰する。
 
9月に如来堂で戦い、
全員討ち死にかと思われたが生き延び、
水戸諸生軍と水戸へ。
 
すべての計画が失敗し、
船で利根川を下り、10月に高崎領銚子で降伏する。
 
その後、東京へ護送され、1年間の謹慎後、放免された。
 
享年90歳。
 
墓所は、
東京都港区麻布台真浄寺にある。
 

 
 

(Visited 16,604 times, 5 visits today)

【新撰組剣術師範】池田 小三郎(いけだ こさぶろう)【伍長】前のページ

【新撰組隊士】池田 庄司(いけだ しょうじ)【隊士名鑑】次のページ

関連記事

  1. あ行

    【新選組旗役】尾関 雅次郎(おぜき まさじろう)【諸士取調役兼監察】

    尾関 雅次郎(おぜき まさじろう) (天保15年~明治25年)…

  2. あ行

    【別撰組所属会津藩士】飯沼 友次郎(いいぬま ともじろう)

    飯沼 友次郎(いいぬま ともじろう) (?~慶応4年1月5日)…

  3. あ行

    【水口藩家老岡田 直二郎暗殺】安藤 鉄馬(あんどうてつま)【尊王志士】

    安藤 鉄馬(あんどうてつま)(天保14年9月9日~元治元年7月…

  4. 小川亭跡地の石碑

    あ行

    【尊皇派が集まった】小川亭跡(おがわていあと)【近江屋テイ】

    小川亭跡(おがわていあと)  京都府京都市東山区新五軒町。…

  5. あ行

    【壬生浪士結成二十四士の一人】遠藤丈庵(えんどうじょうあん)

    遠藤丈庵(えんどうじょうあん) (天保7年~?) 壬生…

  6. あ行

    【箱館編成新選組隊士】大橋山三郎(おおはしさんさぶろう)【隊士名鑑】

    大橋 山三郎(おおはし さんさぶろう) (天保3年~?) …

スポンサードリンク

最近の記事

記事カテゴリー

  1. あ行

    【両長召抱人の後、土方歳三附属となった新撰組隊士】上田馬之丞(うえだうまのじょう…
  2. あ行

    【新撰組隊士】天野 十郎(あまのじゅうろう)【隊士名鑑】
  3. あ行

    【伝習隊歩兵隊長】大川正次郎(おおかわしょうじろう)【隊士名鑑】
  4. あ行

    【新撰組隊士の謎】池田屋事件での服装(いけだやじけんでのふくそう)
  5. あ行

    【土方歳三と共闘した】大鳥圭介(おおとりけいすけ)【伝習隊大隊長】
PAGE TOP