正親町三条実愛(おおぎまちさんじょうさねなる)
(文政3年12月5日~明治42年10月20日)
嵯峨実愛。
公家。
山城京都出身。
攘夷論者として岩倉具視らと結び、王政復古を推進した人物。
薩摩藩へ下す倒幕の密勅の筆記者で、
薩摩の大久保利通と長州の広沢兵助に授けている。
慶応3年6月、
土方歳三ら4人の隊士が面会に邸を訪れ、
長州処分についての意見を質し、
同年10月14日には、大政奉還に関して近藤勇が訪れている。
同日、
薩摩の大久保利通は、
倒幕の密勅の受領の為、邸を訪れていた。
近藤勇は19日にも来訪した記録が残っているが、
目的は不明である。
王政復古では議定となり、
その後も明治新政府で要職を歴任。
同4年閏4月に、
近藤勇の処刑を伝える手紙を中山忠能に宛てている。
正親町三条実愛から嵯峨実愛への改姓は明治3年のこと。
享年90歳。
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【王政復古を推進した公家】正親町三条実愛(おおぎまちさんじょうさねなる)【嵯峨実愛】
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