近江屋マサ(おうみやまさ)
(?~元治元年6月5日)
京都四条中ノ町劇場外の酒楼近江屋の女将。
池田屋事件の当夜、
市中探索の会津兵が近江屋へやってきて、
長州人詮議の為に楼に上がろうとした。
しかし近江屋女将のマサが、
お客は身内の者なので怪しい人はいないと遮ろうとした。
それを会津兵はいきなりマサを斬り捨てて階段から蹴落とし階段を上がった。
2階では長州藩邸の小吏 吉岡庄助が酒を飲んでおり、
乱闘の末、斬り殺した。
当時、マサの二人の娘もいたが、
長州屋敷へ逃れて状況を説明し、保護され難を逃れた。
マサの遺骸は東山区八坂鳥居前東円山の長楽寺に葬られた。
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近江屋マサを近江屋きんと記す資料もあるが、
きんは娘の名前と思われる。
また、
永倉新八の談話に
「四条寺町馬具屋渡世の近江屋という長府生まれの商人」
云々とあるのは、
桝屋と近江屋を間違えたもので、酒楼の近江屋とは関係ない。
【池田屋事件の被害者?】近江屋マサ(おうみやまさ)【近江屋女将】
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