江戸帰還隊士(えどきかんたいし)
慶応4年1月、
鳥羽伏見の戦いを経て江戸に帰還した隊士の数は、
永倉新八の、
『同志連名記』
に記された44人と言われていたが、
実際には、
横倉甚五郎の記した、
『元新撰組連名』
から数えることができる、
117人が正しいとされる。
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117人のその後が記された『元新撰組連名』
この
『元新撰組連名』
には、
江戸に付いた117人全員のその後が明記されていて、
信憑性は極めて高いとされている。
明記されている内訳をみると、
54人が正規の隊士、
残る63人は局長附人数や両長召抱人と呼ばれる
仮同志となっている。
正規隊士の54人ならば、
永倉新八の
『同志連名記』
の44人とかなり近い人数となる。
この2つの記録から、
永倉新八は、仮同志は隊士と認識していなかったと思われる。